« 二十と数年後 ~同窓会~ | トップページ | ターミネーター4 »

2009/06/22

ある公爵夫人の生涯

 

2009041417565799e 《劇場鑑賞》

 

 ジョージアナ・スペンサー

 

 そう、あの故ダイアナ妃の祖先に当る

 デヴォンシャー公爵夫人の物語。

 それにしても、キーラは、

 コスチューム劇が良く似合う。

 

 

 

 

18世紀後半、イングランド。

17歳のジョージアナ・スペンサー(キーラ・ナイトレイ)は、
世界で最も裕福な貴族の一人、デヴォンシャー公爵(レイフ・ファインズ)との
結婚が決まり、幸福の絶頂にいた。

だが、年の離れた夫はジョージアナには全く無関心で、
愛情をかけるのは、大切にしている犬たちだけだった。

彼が、ジョージアナに望んでいる事は、立派な跡継ぎを生む事だけ。

母のレディ・スペンサーに夫の愚痴を言っても、
男の子を産むまでの辛抱だと諭される。

情熱的で聡明で美しいジョージアナは、
その結婚生活とは対照的に、社交界ではまわりの誰をも虜にし、
その斬新なコスチュームも髪型も、いつも話題の的だった。
一方、公爵は愛人が生んだ女の子の世話をジョージアナに押し付け、
また、ジョージアナが生むのも女の子ばかり。

そんなある日、ジョージアナは、
レディ・エリザベス・フォスター(ヘイレイ・アトウェル)と出会う。
二人は意気投合し、ジョージアナにとって数少ない心を許せる友となる。

しかし、こともあろうに公爵は、エリザベスとも関係を持ってしまう。

 

これもまた、私が大好きな時代のイングランドのお話。

雰囲気もコスチュームも、華やかな社交界の様子も、
そして田舎の美しい自然も、何もかも申し分ない。

物語は、現代に置き換えると、ありえない生活だし、
根っからの庶民の私になどは、窺いしれない事ばかりだ。

「英国中の人々に愛されたが、ただひとりだけ彼女を愛さない人物がいた。」

とあるが、公爵はジョージアナを愛さなかった訳ではなく、
家を守る事だけを第一番として生きてきた男は、
眩いばかりのジョージアナを、どう扱ったらいいか、
戸惑っただけなのかもしれない。。。と思うのだ。

その戸惑いを誰にも悟られる事も、相談する事もできないまま。。。

 

ことさらにダイアナ妃と比較する宣伝文句に、
どうだかな~などと思っていたが、
これは、比べたくなるだろうと、思わずにはいられなかった。

世界中に愛された魅力、夫とのすれ違い、浮気、自身のスキャンダル。

だが、ジョージアナは天寿を全うし、
自分の死期は、レディ・エリザベスを公爵夫人にという遺言を残したという。

ダイアナ妃は、現在の状況をどう思っているのだろう、
などと、下世話な事を思ったりもしてしまった。(苦笑)

 

『プライドと偏見』、『つぐない』、そして本作。
それにしても、キーラ・ナイトレイはこの時代の衣装が良く似合う。
“英国紳士”という言葉はこの人のためにあるのかと思わせる
レイフ・ファインズも、いつ見ても安心できる。

 

そして、イングランドのお城も美しい緑も、目に沁みる。。。

 

|

« 二十と数年後 ~同窓会~ | トップページ | ターミネーター4 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/198769/30060868

この記事へのトラックバック一覧です: ある公爵夫人の生涯:

« 二十と数年後 ~同窓会~ | トップページ | ターミネーター4 »