« 1月に観た映画(2009) | トップページ | 秘密の県民SHOW~福井県の秘密~ »

2009/02/11

チェ 39歳別れの手紙

 

0e643379b27d55b949edfb3482136692 《劇場鑑賞》

 

 エルネスト・“チェ”・ゲバラ

 

 39歳で伝説になった男の、

 最後の1年間。

 彼は、何を思い生き、

 何を思い逝ったのか。

 

 

 

 

1965年。

「サトウキビ農場を視察に行く。」と言って、
ゲバラは、忽然とキューバから姿を消した。

色々な憶測が飛び交う中、
カストロは、キューバ共産党中央委員会で、
ゲバラの「別れの手紙」を公表する。

1966年、ゲバラは頭髪の薄い中年男、ラモンに変装し、
キューバの家族に別れを告げ、ボリビアに入国する。
ボリビアは、アメリカが支援するバリエントス政権が圧制をしいており、
農民やインディオたちは、貧困にあえいでいた。

ゲバラのもとには、革命に燃えるゲリラたちが集まってくるが、
ボリビア共産党の協力が得られず、カストロや国外からの援助も滞り、
ゲリラ軍は次第に孤立し、消耗していく。

 

キューバ革命が成功し、新政府の要職にあったゲバラ。
その約6年間の出来事は、作品の中では一切語られない。
『28歳の革命』と同様、いやそれ以上に、
淡々と、ゲバラと共に行動しているような錯覚を観客に与える。
よく言われているように、まさにドキュメンタリーのようだ。

どんな状況下にあっても、
規律を守り、平等で、子供に優しく、怪我人や病人は決して見放さない。

そんなゲバラの姿が、画面に映し出される。

そんな中で、ゲリラ軍の状況が、
日に日に切羽詰ったものになっていくのは、
観ていて辛くなるほど、火を見るより明らかなのだ。

 

   エルネスト・“チェ”・ゲバラ

彼が、何を思って革命に身を投じ、何を思って最後の1年を生きたのか。
そして、故国アルゼンチンでもなく、英雄となったキューバでもない、
異国の地で、何を思って逝ったのか。。。

そんな事を考えながら、ゲバラの最後を観ていた。

 

これは、観客が、それぞれの感覚で、
それぞれのゲバラと革命を感じればいい、という事だろうか。

ソダーバーグは、「チェと共に革命を体験する」ことに拘ったらしい。

ゲバラは、革命を達成することなく、39歳で逝った。

 

彼が、カリスマと呼ばれ革命のシンボルとなった理由。

結局、私にはわからないままだった。

 

 

Photo171791_2  
 
映画の中の チェ・ゲバラ
 
 
 
Guevara16
 
実際の チェ・ゲバラ
 
 
 
 
その、愛・思想・人柄・容姿、
 
そして、生き方・死に方。
 
 
それら全てが揃ったからこそ、
 
死期40年経っても色あせる事のない、
 
『伝説』になったのだろうか。。。。
 

 

 

|

« 1月に観た映画(2009) | トップページ | 秘密の県民SHOW~福井県の秘密~ »

コメント

革命と生きた男・・
そんな「土くさい」男くさいところが
伝説になってるんでしょうね。
うちの主人も、この人の話はよく
調べてるらしいです。
私がこの人を知ったのは、ジョニーを通じて。
男性の中にある何か本能的なものを
かきたてる何かがあるのでしょうか。

気になっていた作品でした。
ソダーバーグ作品は、腹筋に力を入れて
ちゃんと観る!ってタイプのが多いので
今度時間つくって劇場に行ってみようかな?

レビュー参考になります。ありがとうriさん

投稿: NIMO | 2009/02/15 08:41

NIMO様

お返事遅くなってスイマセン。

やっぱり、チェ・ゲバラという人は、
何か大きな、人を惹きつける魅力を持っているのでしょうね。
特に男性にとっては、そうなのでしょうか。

>ソダーバーグ作品は、腹筋に力を入れて
 ちゃんと観る!ってタイプのが多いので

確かに、この作品も、楽しく観れる
って訳じゃないけど、
あえて、こういう作りにした、
監督の意図が、しっかり汲み取れる作品だと思いました。

投稿: ri | 2009/02/18 00:05

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/198769/27876382

この記事へのトラックバック一覧です: チェ 39歳別れの手紙:

» 映画「チェ 39歳 別れの手紙」 [茸茶の想い ∞ ~祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり~]
原題:Guerilla (aka Che Part 2) キューバ革命、1959年成し遂げられたその成功は、彼にとって旅の途中の通過点に過ぎなかった~彼の心の奥底に何が渦巻いていていたのか落日の物語~ チェ・ゲバラ(ベニチオ・デル・トロ)は、カストロに宛てた別れの手紙を残し、姿を... [続きを読む]

受信: 2009/02/11 18:20

» 『チェ 39歳別れの手紙』を観たぞ〜! [おきらく楽天 映画生活]
『チェ 39歳別れの手紙』を観ました『トラフィック』のスティーヴン・ソダーバーグ監督とベニチオ・デル・トロが再びタッグを組み、伝説の革命家エルネスト・“チェ”・ゲバラの人物像とその半生に迫る伝記ドラマ2部作の後編です>>『チェ 39歳別れの手紙』関連原題: ...... [続きを読む]

受信: 2009/02/13 23:38

» 【映画】チェ 39歳 別れの手紙 [新!やさぐれ日記]
▼動機 チェ・ゲバラを知りたかった ▼感想 チェ・ゲバラに対して欲が出てきた気がする ▼満足度 ★★★★★☆☆ なかなか ▼あらすじ 1959年にキューバ革命に成功した後、国際的な名声を得たチェ・ゲバラ(ベニチオ・デル・トロ)。しかし、チェ・ゲバラは変装した姿で家族と会い、最後の食事を済ませると、急に姿を消してしまう。そしてラテン・アメリカの革命を目指し、ボリビアを訪れる。 ▼コメント 20世紀のカリスマ「チェ・ゲバラ」のその最期を綴った本作「チェ 39歳 別れの手紙」 「な... [続きを読む]

受信: 2009/02/20 21:08

» 映画:チェ 39歳 別れの手紙 [よしなしごと]
 チェ 28歳の革命を観て20分後にその続編である“チェ 39歳 別れの手紙”を観ました。そう、今回の試写会は一気見試写会なんです。(共通公式ホームページはこちら。) [続きを読む]

受信: 2009/02/21 05:50

» 『チェ 39歳 別れの手紙』 [cinema!cinema! ミーハー映画・DVDレビュー]
昨日の夜からの急な寒の戻りで、どうやら風邪ひいたみたいです。喉が痛い。 そんな中でも、今日はちゃんと定時に仕事があがれたので、新宿ピカデリーに昨日見逃した映画を取り返しに観てきましたw。 『チェ 39歳 別れの手紙』を観てきましたよー。 ********************... [続きを読む]

受信: 2009/02/22 17:09

« 1月に観た映画(2009) | トップページ | 秘密の県民SHOW~福井県の秘密~ »