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2008/11/29

宮廷画家ゴヤは見た

 

B0041912_1232691 《劇場鑑賞》

 

 エリザベス1世の時代より

 約100年の後。

 天才画家の目に映った、

 激動の時代。

 

 

 

 

 

18世紀末、スペイン。

教会では、ある画家の版画が問題になっていた。
その版画は、教会を強烈に風刺していたからだ。
ロレンソ神父(ハビエル・バルデム)は、画家を取り締まるより、
そこに描かれた異端者こそが問題で、異端審問を復活させるべきだと説く。

問題の画家、フランシスコ・デ・ゴヤ(ステラン・スカルスガルド)は、
宮廷画家に任命され、芸術家として最高の地位にいたにもかかわらず、
権力や教会を風刺した作品を、精力的に描き続けていた。

そのゴヤに、ロレンソ神父が肖像画を依頼する。
同じ時、ゴヤはもう一枚の肖像画を描いていた。

裕福な商人の娘で、天使のように美しいイネス(ナタリー・ポートマン)。
その美しさに、ロレンソ神父は、一瞬にして心を奪われるのだった。

ある日、居酒屋で豚肉を嫌ったことを見咎められ、
ユダヤ教徒だと疑われたイネスは、審問所に呼び出される。

「大丈夫だよ。」とイネスを送り出した父だったが、
いくら待っても、イネスが家族の元に戻ってくることはなかった。

 

画家ゴヤの作品と言えば、暗く陰鬱な作品と言うイメージがあるが、
宮廷画家として何枚もの肖像画や、教会の装飾画など、
美しい作品をたくさん残しているのだと、初めて知った。

そのゴヤの目を通して描かれる世界は、
あまにりも凄まじく、まさに激動の時代。

今日権力の座にあった者が、明日は追われ殺され、
また次の日には、自分が追ったものと同じ運命を辿る。

そんな時代に、あくまでも権力にこだわり続けた男と、
どんなに過酷な運命に翻弄されても、情を交わした男を慕い続ける女。

相変わらず怪演のハビエル・バルデムと、
いくつもの姿を演じ分けたナタリー・ポートマンが、文句なく素晴らしかった。
ステラン・スカルスガルドという方が、あのウィルのお父ちゃんだったとは、
全くわからなかったわ。(恥)

 

遠い異国の、200年以上も前のお話。

最近、ヨーロッパの歴史に関わる作品を、いくつか観てきた。
宗教に関わることは、相変わらず感覚的にわからないことも多いけれど、
ここにも時代に翻弄された人間たちが、確かに存在していた。

虚しいような、腹立たしいような、でも哀しい作品。

 

オフィシャルサイトを見ていてわかったのだが、
スペインのアカデミー賞に当る賞は、 

   『ゴヤ賞』

と言うらしい。
「ゴヤ」という画家が、スペインにとって
どんなに偉大な画家なのか、想像できるようだ。

 

久々に、ダンナ様と一緒に観にいった作品。

ホントは、こういう作品は一人で観たい気もしたのだが、
「俺も、行く。」というので、一緒に出かけた。

そのダンナ様が、言った一言。

「エンドロール、流れてなかったな。
あれは、ゴヤの絵をしっかり見せる為なんかな。どう思う?」

 

。。。

 

すんません!

全く気付きませんでした。。。(苦~)

 

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コメント

こんにちわ。

ああ!これ、riさんとこでも公開したんですね♪

ウィルの父ちゃんの素顔に、ちょっとびっくりしちゃいますよね(笑)。

≫エンドロール、流れてなかったな。

たしかに言われてみればそうだったかも。
って言っても、私もはっきりとは気づかなかったけど(苦笑)。

バルデムさんもとってもいい俳優さんですよねえ。大好き★
今考えれば、『夜になる前に』ってジョニーとバルデムさんの
共演という意味ではかなり貴重な1作だったのかも。
2人とも俳優としてはかなりアクが強いですからねえ~。
今はもう共演は難しいかなあー?

ナタリーは一度でいいからジョニーと共演して欲しい女優さん
だなあー。彼女はここ数年で飛躍的に伸びましたよね。
この作品での変化っぷりも素晴らしかったです。

投稿: 睦月 | 2008/12/10 11:21

睦月様

睦月ちゃん、おかえりなさい♪
凄いこと、世界征服しちゃったね!

こちらの作品も、東京に遅れること数ヶ月。
やっと公開になりました。

>『夜になる前に』ってジョニーとバルデムさんの
 共演という意味ではかなり貴重な1作だったのかも。

ホントですね~。
やっぱり、今じゃ共演は難しいかな。
でも、是非共演してほしいなぁ~。
私、ジョニーに共演してほしい人の、かなり上位に入ります。
他には、『夜になる前に』にもチラッと出てらした、
ショーン・ペンさんなども、是非共演してほしい。

女優さんでは、ナタリーとかケイト・ブランシェットとかと、
がっつり共演してほしいな~と思います。

この作品も、バルデムさんとナタリーが、
とっても素晴らしかったですね。

そうそう、ウィルのお父ちゃんは、全く気付かなかったよ…(苦笑)

投稿: ri | 2008/12/11 13:27

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原題:GOYA'S GHOSTS この邦題は思わず、家政婦は見たみたいな連想をしてしまうけど、ゴヤ自身は聴力を失うことになるからピッタリかもしれない~時代の変転と醜聞な物語~ フランシスコ・デ・ゴヤ(ステラン・スカルスガルド)が宮廷画家の時代の1792年~1... [続きを読む]

受信: 2008/11/30 01:45

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