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2008/10/18

容疑者Xの献身

 

20081010152307s  《劇場鑑賞》

 

 天才ゆえの孤独。

 天才ゆえの苦悩。

 天才だからこその理解。

 そして、

 人間としての出会い。

 

 

 

 

顔がつぶされ指紋が焼かれた、絞殺死体が発見される。
刑事の内海薫(柴崎コウ)は、先輩刑事の草薙俊平(北村一輝)と共に
捜査に乗り出す。
ある日、被害者の元妻で重要参考人の花岡靖子(松雪泰子)の隣人石神が、
ガリレオ先生こと湯川学(福山雅治)の、大学時代の友人だと知る。

石神のことを聞いた湯川は、
「僕の知る限り、彼は本物の天才だ。」と呟く。

 

私の周りには、福山雅治さんのファンだという人が結構いる。

(なぜか、ジョニー・デップのファンはほとんどいないのだが…)

その福山雅治さんが主演の“月9”ということで、
ドラマ「ガリレオ」は、女たちのおしゃべりの話題にも、かなり上っていた。
でも、私はもう一つこのドラマに面白さが感じられず、
途中から見なくなってしまった、ドラマ挫折組みである。

だから、映画も、これまたありがちな、
ドラマがヒットしたら、次は映画という作られ方なのかと思っていた。

ところが、どうやら評判がすこぶるいいようだ。
キャストの堤真一さんや、松雪泰子さんも気になる。
ってことで、見に行ってきた。

 

これは、評判どおり良い映画でした。

これも評判どおり、堤真一さんが断トツよかった。

この人は、ここのところ
日本映画にはなくてはならない存在になりつつある気がする。聰

私がDVDも含め、最近観たものだけでも、

   『地下鉄に乗って』
   『続・三丁目の夕日』
   『舞妓Haaaan!!!』
   『魍魎の匣』
   『クライマーズ・ハイ』

どの作品も、存在感があって素敵な男を演じてくれていた。
この作品でもまた、素晴らしい存在感を放っている。

天才だから、天才がゆえに、
人生を、生きることを投げてしまった男の心に、
一筋の光を灯してくれた人。

その人を守るために、天才は全てを捧げる。

   湯川と、石神。
   天才物理学者と、天才数学者。

どこまでもスタイリッシュで、どこから見ても“いい男”の福山雅治と、
天才にはとうてい見えない、くたびれた中年男の堤真一。

そして、やっぱり美しい松雪泰子さんもとっても良くて、
すっかり、石神と靖子の物語として作品を鑑賞してしまった。

ラストは、私にとっては思いもよらない展開で、
不覚にも、すっかり泣かされてしまった。

 

*******************************************************

 

原作は、東野圭吾。

直木賞を受賞し、この作品は本格ミステリーか否か、
なんていう「本格論争」なるものを巻き起こした作品。

だと、初めて知った。

そもそも、テレビシリーズの時は、原作が誰かも知らなかった。
東野圭吾さんの作品は、実は「手紙」しか読んだことがなく、
ドラマの軽いタッチからは、「手紙」の匂いはあまり感じられなかったから、
思いもよらなかったのだ。

 

余談だが。

昨日から、『流星の絆』というドラマが始まった。
実は、これも「東野圭吾」原作だということと、
脚本が、大好きな「宮藤官九郎」だというので、ちょっと楽しみにしていた。

長男に、嵐の二宮和也君。
次男に、NEWSの錦戸亮君。
一番下の妹に、戸田恵梨香さん。

   気の強そうな戸田恵梨香が、地味で幸薄そうな妹には見えなかった…が、
   次男の役名は、「輔」。。。“そうすけ”!!! ですってぇ!
   思いっきり「そうすけ」って読んでしまった。。。
   実は「輔」、「たいすけ」。
   どうも、錦戸君が怖く見えてしようがない、「ラストフレンズ症候群」。(苦~)

原作は知らないが、クドカンワールド全開の部分は、
原作にはない部分なのかな。
でも、東野作品とクドカン風味が、結構うまくコラボしていた。

来週からも、ちょっと楽しみ♪

 

*********************************************************

  

完全に話がそれましたが。

 

福山くんファンにとっては、文句なくいい男の福山雅治が見れる。

福山くんにも柴崎コウにも興味がない人でも、
理由はどうあれ、人はここまで「献身」できるのか、
悲しい天才の純愛の物語は、
ミステリーとしても愛の物語としても、とっても良い作品。

 

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コメント

おはようございますhappy01

コメント&トラバありがとうございました。

この映画とっても良かったですねーhappy02
福山さんもグーheart01ですが、なんといっても堤さんが素晴らしかった。
あんなにかっこいい人が、冴えない役なんて出来るの?って思っていたけど、くたびれた演技が良かったです。

でも、今回のこの映画では、柴咲コウはいらなかったような・・・coldsweats01
無理矢理入れ込んでる感じがして、違和感があったなぁ・・・

本当はもう1回観に行っちゃおうかなぁって思ってる所です。

投稿: みすず | 2008/10/22 08:53

こんにちわ。
実は私、福山さんって全くカッコいいと思わないんです(汗)。
どうやら、唇が薄い人って苦手みたい。

それもあってか、ドラマ版も面白いとは思えず、
映画版もなんとなく、むしろ渋々観に行った感じだったのですが。

いや~・・・ヤラれましたね。
大変、まったくもってヤラれました。

堤さんに・・・・(爆笑)。

そうそう。
『流星の絆』観ましたよ。
もっとシリアス系なのかなあなんて思っていたら、
クドカン節がチョイョイ利いていて、不思議なムードの
ドラマになっていましたね。

最近のドラマの中では斬新だなあという印象を持ちました。

ソウスケには私も一瞬、ドキッとしました(笑)。
たしかにラストフレンズ症候群なのだと思います(汗)

投稿: 睦月 | 2008/10/22 17:05

みすず様

おはようございます♪

>なんといっても堤さんが素晴らしかった。

ホントですね。
今回の堤さんは、とっても評価高いですね~。
私も、大好きな俳優さんの一人です。

福山くんも、スタイリッシュで素敵なんですが、
完全に、堤さんが食っちゃってましたね。

>今回のこの映画では、柴咲コウはいらなかったような・・・

この意見も多いようですね。(苦笑)
私は、元々あんまり好みの方ではないので。。。

最近、ジョニーの露出が少ないので、
他のいい男で盛り上がらなくちゃ!(爆)

投稿: ri | 2008/10/24 08:30

睦月様

おはようございます。

実は、この日、『イースタン・プロミス』とはしごしたんです。
インターバルがほとんどなかったので、
100mほど離れている映画館の間を、
思い切りダッシュしてしまいました。

両方記事を書いてからお邪魔しようと思っていたのですが、
相変わらず記事が遅くて。。。(涙)

>福山さんって全くカッコいいと思わないんです(汗)。

あはっ、睦月さんらしいわ!
私もよく似たもので、まあ「お醤油系」って言うんですか、
さっぱりした綺麗系の顔だとは思いますが、特別な思い入れは全くないです。
そもそも、ミュージシャンとしての福山雅弘はともかく、
役者としての福山雅弘には、あんまり魅力を感じません。

だから、この作品も最初は観に行く気がなかったの。
皆さんの評判が高く、堤さんが出演していたから観にいったようなもの。
でも、よかったですわ。マジで!

そうそう、
「そうすけ」怖かったよね。
まだ、錦戸くんを見ると、どうしても「そうすけ」に見えてしまいます。。。

投稿: ri | 2008/10/24 08:40

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