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2008/01/30

ROCK YOU!

 

78872805 《DVD鑑賞》

 昨年、

 CSで放送されたのを、

 録画して、そのまま…

 ヒース・レジャーの勇姿を

 目に焼き付けた。

 

 

 

 

14世紀、ヨーロッパ。

JOUSTING(ジュースティング)と呼ばれる競技は、
鎧をつけ馬を駆り、1対1ですれ違いざま一瞬の槍での攻防で勝敗を決する。

このトーナメントで優勝することが、騎士としての最高の栄誉なのだ。

ウィリアム(ヒース・レジャー)は、
ローランド(マーク・アディ)とワット(アラン・テュディック)と共に、
トーナメントに出場するエクスター卿の従者として従っていた。
ところが、トーナメントの最中、優勝を目の前にエクター卿は命尽きてしまう。

平民はトーナメントには出場できない決まりだったが、
お金のため、食べ物のため、ウィリアムは身分を偽り出場し賞金を手にする。
でも、それは卿が稼いだポイントで優勝できただけ。
ウィリアムの槍は、相手にかすりもしなかったのだ。

その時…
幼い頃から騎士になることを夢見ていたウィリアムの心に、火がついた。

ローランドとワットを説き伏せ、賞金を武具と特訓のためにつぎ込み、
次ぎの大会の開催地、ルーアンへと向かうのだった。

その途中、詩人のチョーサー(ポール・ベタニー)と出会い、
偽の貴族証明書を作ってもらい、
チョーサーはウィリアムの紋章官となる。

技術はイマイチでも、度胸と根性は抜群のウィリアムは次々と勝ち進む。
貴族の美女、ジョスリン(シャニン・ソサモン)との恋、
名手アダマー伯爵(ルーファス・シーウェエル)との対決。

そして、ついに世界選手権に出場するため、
ウィリアムは、生まれ故郷ロンドンに帰ってくる。

 

最初は、『ロック・ユー』というタイトルから、
どうにも内容が想像できず、ピンとこなかった。
でも、作品を観て、なるほどと唸ってしまった。

そもそも、原題が『 A KNIGHT'S TALE 』。
~ある騎士の物語~とでもしてくれた方が、しっくりくるくらいなのだ。

貧しい生まれの若者が、本物の「騎士」、ナイトになるまでのお話。

幼い頃から騎士に憧れ、父の言葉を信じ、
自らの力で運命を変えようとする若者ウィリアム。

お話は、容易に想像がついてしまうところもある。
でも、そんなことは全く問題にならないくらい、
楽しくテンポ良く、あきることなく物語りは進んでいく。

そこで、ロック!!なんだよね。
中世なのに、ロック!

最初から、QUEEN の「 We Will Rock You 」にのって、
ジュースティングの見物人が一斉に、貴族も平民も、
手をたたき足を踏み鳴らし、「ロック・ユー!」と大合唱。

この時点で、ワクワクして一気にお話に入り込んでしまう。

そして、最後は「 We Are the Champions 」。
歌詞なんて、この映画のために作ったんじゃないかってくらいだ。
ホントに、こんなストレートに楽しめる作品だとは思ってなかった。

 

出演者たちも、みんな生き生きとスクリーンの中で躍動していた。
ヒース・レジャーは、身分は低いけれど逞しくピュアな若者を、
地でいくような佇まいと眼差しで、やっぱり素敵な役者だと実感。
他の共演者たちも、それぞれにいい味を出していて、
やっぱり映画は、チームワークだよねと思わずにはいられない。

その中でも、ポール・ベタニーは素晴らしかった。
紋章官として騎士ウルリック(ウィリアム)を紹介するところなど、
ゾクゾクするくらい、様になっていた。

衣装も、最初はみんなヨレヨレの服を着ているのだけれど、
だんだんと、立派なものになっていって、
どこか現代風で、それでいてしっかり中世の香りも残っていて、
コスチューム好きの私は、すっかり満足!(笑)

 

実は、昨年録画してそのままになっていた作品。

まさか、こんな形で観ようとは夢にも思っていなかった。
いつでも観れるという気持ちと、中世でロック?という違和感で、
そのまま放置していた。

でも。。。
ホント、素敵な素敵な作品だった。

 

ヒース・レジャーをスクリーンで見ることは、
もう、叶わないかもしれない。

でも、いくつもの素晴らしい作品の中で、
彼は、いつまでも生き続けるんだ。。。

それって、素晴らしく奇跡的なこと。

それは、選ばれた才能を持った、
一握りの人間だけに許されること。。。

 

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コメント

riさん、こんばんは。

>QUEEN の「 We Will Rock You 」
『ロック・ユー』ってこれだったんですね!
なるほど、こういう内容でしたか~。
ご紹介ありがとうございます。
レンタルしてみますね。

ヒース、映画の中では永遠に生きてますね。

投稿: Rei | 2008/01/30 23:03

おはようございます。

観たんですね。
そう、中世なのにロックなんですよね。
最初からガツンと心をつかまれますよね。

ヒースも輝いてるし
ポール・ベタニーにもクラクラしますよね(笑)
それが哀しく感じるのは
なんともやりきれないものですが
「永遠に生きる」と思ったほうがいいのかもしれませんね。

投稿: チョコ | 2008/01/31 07:33

Rei様

そう、最初っからQUEENなんです。
全員で、「ロック・ユー」と大合唱するんです。
これがまた、カッコいいこと!

今、ちょっとQUEENにはまってます。(笑)

作品も、とても楽しく素晴らしく、
大満足の1作でした。

良い作品は、残っていくもの。
それは、素晴らしいことだと思います。

投稿: ri | 2008/02/01 01:22

私、ジョニー・デップに出会うまでは、
俳優よりも、作品の中のキャラクターに惚れるタイプでした。

いえ、今でもジョニー以外の俳優さんは、
基本的にそうなんだと思います。

BBMは、作品として素晴らしく、ヒースがどうこうとは違った作品でした。
だから、ヒースに恋をしたのは『カサノバ』なんです。

でも今回、しっかりウィリアムに恋してしまいました。

やっぱり、ヒース・レジャーは、
選ばれた人間なんだと、改めて思いました。

投稿: ri | 2008/02/01 01:31

riさん、こんにちは
ヒースの悲報に私も、なんだか
その日一日、胸が締め付けられる思いをしていました。残念でなりません。
私もその夜は、ヒースの姿をあらためて
しっかりこの目で追おうと思い、
『カサノバ』をしんみり部屋で観ていました。
と、同時に『人の寿命』って何だろう・・・?
なんて、考えてみたり・・・。
私達の中では、この時(歳)のヒースの姿が
永遠に残るのですね。なんだか寂しいです。

投稿: NIMO | 2008/02/01 11:08

riさん、こんにちは。
いろいろなことがあった1月が過ぎて行きました。早かったですね。
少しは、落ち着かれましたか?

私は、ヒースのファンというほどではないのですが、彼の訃報はきつかった・・・
あの日の夜、家族が寝静まって一人になると、涙がぽろぽろこぼれてきて、悲しみで胸がいっぱいになっていました。
いろんなサイトで、ヒースへの想いを読み、youtubeやトレイラーを、今更のように見て、朝になってしまいました。
一つ前の記事にコメント書こうと思いつつ、忙しさに流されていました・・遅くなってごめんなさい。

ヒースの作品は4本しか見てないのですが、そのなかで私の心をぐっとつかんでいるのは、このウィリアムです。

タイトルに「ロック」とあると、手に取る習性がありまして、しかも「we will rock you」でしょ。
Queenファンなので、内容も確かめずに借りたわけです。
で、ウィリアムの情熱にノックアウトされました!!
無垢な笑顔にくらくらして、不器用なダンスはほほえましく、ポール・ベタニーの口上に魂ゆすられ、父とのくだりはほろっとし・・・どっぷりでした。

残りの作品も、ぼちぼち見ようと思ってます。
riさんのおっしゃる通り、作品の中で行き続けてくれていると思うので。
私たちには、映画なんていう記録シートはないけど、毎日を精一杯生きて行こうって・・ヒースを思い出すたびに、そう思います。。

投稿: ごんち | 2008/02/01 11:51

NIMO様

本当に、ヒースの訃報のニュースを、
ネットではじめて知った時は、目を疑ってしまいました。

『カサノバ』のヒースも良いですね。
私が、ヒース・レジャーという俳優に惚れたのは、
カサノバでしたから。

『ロック・ユー』は、放置していたのですが、
こちらのヒースも、素敵でした。

何年経っても、ヒース・レジャーはこの時のまま。
年齢を重ねていった時、彼はどんな姿を見せてくれたのか、
それが見られないのは、本当に残念です。

投稿: ri | 2008/02/02 06:19

ごんち様

本当に、いろんなことがあった1月。
あの六本木のことも、なんだかもっと前のことのような気がします。

ヒースは、私も大ファンというのとはチョット違いますが、
大好きな俳優さんの一人で、とっても注目していた人でした。
私は、映画の中の役柄に惚れる方なので、
カサノバのヒースに惚れ、
そして、今回ウィリアムに完全にやられてしまいました。

『ロック・ユー』を、なんで今まで放置していたのか、
ヒースの訃報を聞いてから見るなんて!
と、ちょっと悔やみました。
私も、未見の作品を一つずつ見ていこうと思っています。

>私たちには、映画なんていう記録シートはないけど

ホントに、私たちは記憶に留めておくしか方法はないけど、“精一杯”ですね。
ごんちさんの考え方、とっても素敵だなぁ。

なんだか、ありがとう!です。

投稿: ri | 2008/02/02 06:28

riさん。こんばんは。
以前私が「カサノバ」の記事を書いたとき、
「ロック・ユー」も素敵な作品よ。って勧めて下さってましたよね♪

はい!とっても面白くて、最後までワクワクシタ映画でした。

真っ直ぐに前だけを見据える瞳、恋も友も愛も突き進む!
そんなウィリアムは、おもわず応援したくなる!
「超・男気」のあるイイ奴だなって思いました~。

QUEENの「ROCK YOU」にも、まいった!やられた!
オープニングは、鳥肌もんでした(>_<)

カサノバに、キュンheartキュンでしたが、
ウィリアムも。。。素敵です☆

ヒースの演じるキャラって、本当に魅力たっぷりなんですよね。

あ、ポール・ベタニーさん最高でしたね(笑)
突っ込みどころ満載でgood

投稿: のぞみ | 2008/09/12 19:22

のぞみ様

気に入ってくださってよかった!

ねっ、このオープニングは嵌りますよね。
なんで、中世とロックがこんなにピッタリくるんだろう、
と不思議になるほどピッタリ!

ヒース・レジャーという俳優は、
『ブロークバック~』や『ダークナイト』で見せてくれる圧倒的な演技力や、
『チョコレート』でも感じる、繊細で哀しみを湛えた瞳も魅力ですが、
『カサノバ』やこの作品のような、
明るくお茶目な役も、とっても素敵ですよね。

私、明るく優しい瞳に、低音で響いてくるヒースの声が大好きです!

ヒースの本当の遺作。
ジョニーがどんな風に絡んでいるのか、
ホントに楽しみですね♪

投稿: ri | 2008/09/14 00:41

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受信: 2008/01/31 07:38

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