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2007/04/21

スターリングラード

 

5fbbbdb3  《DVD鑑賞》 

 

 戦争という、

 極限状態での愛と憎しみ。

 英雄とは。。。

 

 

 

 

 

1942年、第二次世界大戦下のスターリングラード。
ナチス・ドイツの猛攻にさらされ、陥落寸前のスターリングラードでは、
ソ連軍が、市民兵も巻き込んだ市街戦で壮絶な抵抗を試みていた。
その中に、ソ連各地から集められた兵士たちが送り込まれてきた。
ヴァシリ・ザイツェフ(ジュード・ロウ)も、そんな新兵の一人だった。

ドイツ軍の圧倒的な銃火器に対し、
ソ連軍は銃すら2人に1挺しかない始末。
仲間の兵士が、バタバタと倒れていく中、
ヴァシリは撃たれた仲間の銃を手に取り、
正確に、ドイツ兵を狙撃していくのだった。

ヴァシリは、ウラルの羊飼いの家に育ち、
小さい頃から祖父に射撃を仕込まれていた。
その天才的な狙撃を眼にした青年政治将校ダニロフ(ジョセフ・ファインズ)は、
共産党機関誌プラウダでヴァシリを大きく取り上げ、
たちまち彼は国民的英雄に奉られていった。

そして、レジスタンスの美しい女兵士ターニャ(レイチェル・ワイズ)に
心惹かれていくヴァシリとダニロフの二人。
ターニャもまた、心優しいヴァシリにしだいに惹かれていく。

戦況は相変わらず一進一退を繰り返していたが、
ヴァシリの名はドイツ軍にも知れ渡るようになっていた。
ついにその暗殺を目的に、ドイツ軍きっての狙撃の名手
ケーニッヒ少佐(エド・ハリス)が送り込まれてくる。

 

冒頭のシーン。

衝撃的なシーンだった。そして、意味を理解しかねた。
スターリングラード攻防戦についても、
なんの知識もなかった。

スターリングラード攻防戦(Wikipedia)

スターリングラードに着いた兵士たちは、
まず、市街地に入るために、ヴォルガ河を渡らねばならない。
空からは、ドイツ軍の爆撃機の砲弾が降り、
戻ろうとすれば、味方のはずの将校に射殺される。

そんな、理不尽なことがあっていいのだろうか。
戦争をするために集められた若者たちが、
何もすることなく、無意味に死んでゆく。
そして、日本の特攻隊を思わせるように、
無防備に、ただただ突っ込んで行く。

この、スターリングラード攻防戦は、
史上最大、最悪の市街戦といわれ、
激戦に次ぐ激戦の、一大消耗戦であったらしい。
この作品は、そんな悲惨な戦争を題材にしているが、
人間の愛と憎しみを深く描いていると思う。

ヴァシリとターニャの男女の愛。
ダニロフとの友情と嫉妬。
ケーニッヒ少佐の深い悲しみと憎しみ。
そして、ヴァシリの戸惑いと重圧と、優しさ。

ヴァシリとケーニッヒ少佐の、息も詰まるような対峙が、
作品の緊迫感となって、迫ってくる。

この作品の原題は、『ENEMY AT THE GATES』。
『門のむこうの敵対者(かたき)』といった訳になるのだろうか。
どちらにしろ、邦題のストレートな表現とは
少し、ニュアンスが違うようにも思える。

 

*****************************************************

 

今回のジュード・ロウは、
前に観た2作品より、ちょっとだけ若く、
最近、特に言われている生え際も全く気にならず(爆)、
レイチェル・ワイズとは、美しい二人だった。

ケーニッヒ少佐を演じたエド・ハリスは、
さすがの存在感で見せてくれた。

結末は、
そうくるか、と思わなくもなかったが、
実在の人物を扱っていても、
ドキュメンタリーではない、映画としての結末ならば、
これもありなのかなと思った。

 

いずれにしても、また素敵なジュードを観てしまった。。。

 

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コメント

riさん、こんにちは。
一体、わたしは何という失礼をしていたのでしょう。
TBとコメントをいただいていながら、今頃の登場になってすみません。
TBをいただいて、すぐにお返事すればいいものを、
読むだけ読んで「今は時間がないから後ほど…」と思ってそのまま失念…
いくら忘れっぽいとは言え、最近はそれが連続多発状態です。
本当にごめんなさい。

冒頭の戦闘の恐ろしい迫力や1対1の射撃戦に、ラブストーリーも加わって、
個性が際立つキャストが見応えのある作品を見せてくれました。
わたしもこれをきっかけに、スターリングラードの戦闘を調べたりしました。
このような恐ろしい戦闘が、地球上のたくさんの町で起こっていて、
今も尚、戦いがなくならないことが悲しくてなりません。

どんなに泥にまみれても、どんな素朴な人物を演じても、
ジュードの美しさは変わらないどころか、
余計に美しさを感じるんだわ・・・なんて、内容の重さとはまったく別に
お気楽なことも感じてしまいました^^;

投稿: 悠雅 | 2007/05/06 10:10

悠雅様

こちらこそ、お返事遅くなってすいません。
私も、最近の忘れっぽいことといったら、
自分でもあきれるくらいです。
一つ思い出すと、違うことを忘れるので、キリがありません。(爆)

私も、スターリングラードの戦闘についてあらためて調べました。
映画って、学生のときの歴史の授業より、
よほど真実味をもって迫ってくるものですね。
この世に人間がいる限り、戦争もなくならないのでしょうか。
本当に、罪深いことです。。。

それにしても、ジュードは美しい。
同感です!!!

投稿: ri | 2007/05/08 00:44

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