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2007/03/31

伯爵に会いたくて。。。

 

 1dcef180s    

  また、伯爵に、

  ロチェに会いたくなった。

  

  

  

 

 

 

 

 

 

このDVDを手に入れた時、
なんだかよくわからないままに、
この作品に惹かれ、この世界観に浸り、
なかなか抜け出せなかった。

そして、それからも時々、ロチェに会いたくなって、
ひとりDVDを取り出しては、繰り返し観ている。

 

Wilmot001_1  

 この作品は、
 実現までに、長い年月がかかったらしい。

 10年前のジョニー・デップは、
 「ハリウッドの異端児」と呼ばれ、
 パパラッチと問題を起こしたり、
 酒に溺れたりしていた頃。

 そう、ちょうどこの作品の
 ジョニーのように。

 

 

やっぱり、今だからジョニーはロチェを演じられたんだろうな。
ジョニーは、いつもこれ以上ないというタイミングで、
出演作品を選んでいるような気がする。

それは、
必ずしもジョニーが意図していることではないのかもしれない。
でも、ジョニーのその時々の悩みや悲しみや、そして喜びが、
微妙に作品に影響しあっているような気がする。

いや、一流の役者という人たちは、
もしかしたら、皆そうなのかもしれないが、
他の人たちのことはよく知らないので。

今、ジョニーは愛する家族を持ち、
穏やかで幸せな生活を送っている。
今だからこそ、やっぱりロチェを演じられたんだ。
10年前のジョニーが演じていたら、
それは美しい妖艶なロチェスター伯爵になっていたかもしれない。
でも、
この作品は、もっともっと救われない物語になっていただろう。

今のジョニーが演じているからこそ、
ロチェは、どんなに傲慢でも放蕩の限りをつくしても、
憎みきれない人間に思えるのだろう。

 

Wilmot049 この作品のジョニーは、
 美しいというには、悲しすぎる。

 迫真の演技というよりも、
 ロチェそのものなのだ。

 

物語は、確かに背景がよく描かれていなかったり、
ロチェの半生を走り抜けたため、
上辺だけになってしまった感がなくはない。

でも私は、この作品の物語をなぞるのではなく、
この作品の世界に、溺れてしまったんだと思う。

Wilmot052_1ロチェの眼差しは、どこまでも悲しい。
口では嫌味や卑猥な言葉を発していても
眼には、いつも悲しみが宿っている。

それは、後半どんなに顔が崩れても、
その眼差しの悲しみだけは変わらない。

なぜ、そんなに急いで生きなければならなかったのか。
なぜ、そんなに何もかも愛せなかったのか。

 

結局、私は
また、何度も何度も、
ロチェに会いたくなるのだろうな。。。

 

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コメント

こんばんわ。
riさん、もう4月になりますね。
春はスタートの月、出会いの月ではありますが。
私が敬愛するミュージシャンの歌の歌詞に
「春は優しくて残酷」という一節があり、この時期になると
それを思い出し胸がキュンとなります。

ロチェを思い出すときは、それと同じ気持ちになってしまう。

放蕩者という肩書きを背負いながら、彼がホントに求めたもの
彼が破滅に向かった理由・・・そういうことを考えると
たまらない気持ちになる。

ロチェを演じるジョニーは美しさがゆえ残酷です。

私は、スパロウよりもこういった小粒な作品で実力を見せてくれる
ジョニーがやっぱり昔から好きで。
後退的で退廃的・・・彼はそもそもそういう一部分を持ち合わせて
いるからこそ、こういうキャラがベストマッチしてしまうんだろう
と思えてなりません。

はかなくて・・悲しくて・・繊細なロチェの姿は
やっぱりジョニーに内在するそのものだと思います。

投稿: 睦月 | 2007/03/31 02:31

睦月様

TB、コメントありがとうございます。
スウィーニーの、あの雰囲気を観たら、
なんだかロチェと通じる物があるような気がして、
たまらなくなって、DVDを取り出しちゃいました。

>スパロウよりもこういった小粒な作品で実力を見せてくれる
 ジョニーがやっぱり昔から好きで。

ホントに、こういう哀しくて破滅的な役を演じたら、
ジョニーの右に出る人はいない…と思います。
私も、そういうジョニーが大好きです。
どんなに現在のジョニーが幸せでも、ジョニーの
>後退的で退廃的・・・な内にあるものは変わらない。
確かにそうだと思います。
それが、ジョニーの魅力。

スパロウも、はじけたキャラの影に、
ジョニーのある意味暗い部分があるからこそ、
魅力的なキャラになっているんだろうなと思います。

だから、だから、
やっぱりスウィーニーが待ち遠しくてたまりません!!!

投稿: ri | 2007/03/31 08:21

riさん、こんばんは♪

ロチェですね!ロチェ☆
大好きです(^.^)

睦月さんもおっしゃるように、
美しさと退廃さと繊細さ。
ジョニーの香り満載なロチェはたまりませんね。

不敵な表情の中の孤独な瞳に、いつも我を忘れます。

好みの分かれるリバティーンではありますが、
ジョニー=ロチェという想いに至った時、
愛おしさだけが込み上げて切ないですね。

愛してやまない放蕩者。
胸を打つ圧倒的な存在感に拍手を送りつつ、
ジョニーの持つ底知れぬ闇にも惹かれてやみません。

ロチェの瞳、ジョニーの瞳は、
どうしてこんなにも見る者を虜にするのでしょうか?
その訳を知りたくて、
永遠にその瞳を覗いていたい衝動にかられます。

永遠の神秘であること。
それがジョニーの持つ美しさの理由でしょうか。
ロチェを見てるとそんな風に感じます。

投稿: Rei | 2007/03/31 23:08

Reiさん、おはようございます♪

そう、ロチェです!
やっぱり、私も大好きなんです。ロチェが…

>好みの分かれるリバティーンではありますが、

確かに、最初に観たときは、
ジョニーの存在感ばかりに眼が行って、
作品としてはついていけない部分もあったのですが、
ストーリーを追うことを考えず、
作品に浸ったら、中毒になりました(笑)

ジョニーの作品には、中毒性のあるものが多いですよね!

>ジョニーの持つ底知れぬ闇にも惹かれてやみません。

ジョニーは、ホントに奥が深いですね。
そういうジョニーの本質があるからこそ、
ロチェのような美しくも哀しく繊細な役が、
ピッタリとはまってしまうんでしょうね。

>ロチェの瞳、ジョニーの瞳は、
 どうしてこんなにも見る者を虜にするのでしょうか?
>その訳を知りたくて、

やっぱり、中毒です。中毒なんですよ!
やめられません。
切れると、妄想に拍車がかかり、暴れたくなります。
なんてね… (爆)

投稿: ri | 2007/04/01 07:24

こんにちは!

暖かいコメント、ありがとうございました。
また、遊びに来られて嬉しいです(^^)

パソコンを修理に出している間、
「リバティーン」「妹の恋人」を鑑賞しました。

「リバティーン」最初もっとエログロの内容かと
思っていたら、有り余る才能をもてあまし、時代に
受け入れられず、本当の愛も貫けない天才詩人の切ないお話でした。
内容とジョニーの美しさが相まって、忘れられない作品です。

そして、いまさらですが「妹の恋人」。
可愛いお話ですね!
木の上から見下ろすサム君の瞳、キュンとなりました♪

「パイレーツ。。」からファンになった私。。
知れば知るほど、ジョニーって素敵ですね!

投稿: 寝起きのパンダ | 2007/04/01 12:58

パンダさん、おかえりなさい!
こちらこそ、またお話できて嬉しいです♪

>「パイレーツ。。」からファンになった私。。

もちろん、私も!
っていうか、遅ればせながら昨年の夏ですよ、私なんか。
だから、昨年の秋は、ほとんどジョニー漬けの毎日でした(笑)

『リバティーン』は、ジョニーの最近の作品の中では、
一番「怪演」というのに相応しい作品だと思います。
いつも、切なくて哀しいロチェとジョニーを重ねて観てしまいます。。。

『妹の恋人』は、会社のジョニー好きの後輩に、
おすすめ!といわれ、最初の頃に観ました。
(それからも、何回も観ていますが…)
サム君は、ジョニーが演じたキャラの中でも、
飛び切り、キュートで純真でまっすぐなキャラ。

私は、ジャックに続いて観た、
「アバーライン」と「サム君」で、
完全にジョニーにハマってしまいました(照)

投稿: ri | 2007/04/02 07:51

こんにちは、riさん♪

パイレーツのような楽しい映画の後って
決まって『リバティーン』を観たくなるんです。

やっぱりジョニーの演技のすごさと根底にあるものを
観れるような気がするからなのでしょうか。

ロチェスターを演じるとき、昔の自分と
重ね合わせることがあったのではないかなと感じます。

投稿: Pamy | 2007/04/02 12:47

Pamy様

『ワールドエンド』の話題がドッと出て、
一気にテンションが上がった後、
スウィーニー姿のジョニーを見たら、
無性にロチェに会いたくなってしまいました。

>ロチェスターを演じるとき、昔の自分と
 重ね合わせることがあったのではないかなと感じます。

だから、よけいにロチェの哀しみが迫ってきます。
ジョニーの真骨頂が見れるような気がしますね!

投稿: ri | 2007/04/02 23:55

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