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2007/02/19

インファナル・アフェア

 

Pcbe50836_2《DVD鑑賞》

『ディパーテッド』を観てから、

ずっと気になっていた『インファナル・アフェア』

を、やっと鑑賞した。

 

 

 

『インファナル・アフェア』 ~無間道~

無間道とは、仏教用語の無間地獄からきている言葉で、
永遠に続く地獄というような意味らしい。
主人公二人、ラウとヤンにとっては正に無間地獄だったのだろう。

 

香港映画といえば、
テレビでよく放送されていたジャッキー・チェンと
遥か昔にみたことがあるブルース・リーぐらいしか知らず、
香港映画=カンフー  と勝手に決め込み、
韓流同様、避けて通ってきた。

『ディパーテッド』が、『インファナル・アフェア』のリメイクと聞いても、
アンディ・ラウとトニー・レオンの区別すらつかなかった。

こちらを観て、『ディパーテッド』が、
オリジナルに相当忠実にリメイクされていることがよくわかった。
ただ、二つの作品は、

ストーリーが同じでも、違う顔を持つ二つの作品。

 

乾いた空気感を持つ『ディパーテッド』と、
湿ったアジア的心情を持つ『インファナル・アフェア』。

『ディパーテッド』では、
ディカプリオ演じる、マフィアに潜入した警官ビリーの、
あせりや、恐怖感を軸に据えていた気がする。
画面からも、ビリーの緊張がピリピリと伝わってきた。

こちらは、
アンディ・ラウ演じる警察に潜り込んだマフィア、ラウの
善人になりたくてもなれない苦悩が滲み出ていた。
お互いの正体を知った後の、同じ結果。
でも、ラウとコリンの心情には決定的な違いがあるように思った。
ラウは、ヤンに同じ痛みを経験した者同士の感情を持ち、
ヤンに対する贖罪のために銃を向けた。
コリンは、ビリーに後ろめたさを感じながらも保身に走った。
そう感じさせられた。

アクションやバイオレンス描写も重要な要素のハリウッドに対し、
ラウとヤン、二人のだまし続けなければならない苦しみや心情が、
じっくりと描かれていたような気がする。

ただ、
『ディパーテッド』では、コリンは、父親代わりのように育ててくれた
コステロに恩義を感じている背景がしっかり描かれていたのに対し、
こちらは、ヤンがボスであるサムの言いなりにスパイを続ける
必然性が今ひとつ納得いかなかった。
最初から、続編を作るつもりで、説明を省いていたのか、
続編を観ていないのでなんとも言えないが。

どちらがいいとか言う問題ではない。
比べたようになってしまったが、二つの違う作品なんだ。

 

アンディ・ラウとトニー・レオンは、二人とも香港映画の顔的存在。
あたりまえに、すばらしかった。
が、二人の若い頃を演じた俳優が二人とも、
澄んだ瞳が印象的な新鮮な感じの俳優だった。
後で名前を調べたら、「エディソン・ツァン」と「ショーン・ユー」。
覚えていられそうにないが、Ⅱは、この二人が中心らしい。
ちょっとⅡも観てみようかなと思ってしまった。

それと、唯一ヤンの正体を知る、ウォン警視が渋くてなかなか良かった。
この人、七曲署のボス、藤堂俊介にかぶって見えたのは私だけ?

 

私にとっては、香港映画の認識を変えてくれた作品だった。

 

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コメント

こんにちは♪

そうそう、と思いながら読ませていただいて
最後の「藤堂俊介」で大笑いさせていただきました。

そう言えばそうですね♪
七曲署のあの方にダブっちゃいますね(笑)
鋭いなぁ~riさんってば♪

投稿: チョコ | 2007/02/19 16:33

チョコ様

お褒めに預かって、光栄です!
七曲署のボスをわかっていただけて、もっと幸せ!
もう、わからない世代の人のほうが多いんじゃないかしら。

私は、あまり先入観なく、どちらも観たので、
それぞれが良い作品だと思いました。
香港映画も、いいんじゃない。。。と思いましたよ。

ホントは、昨日は劇場に行こうと思っていたのですが、
家族みんなが、それぞれの用事で出かけてしまい、
一人になったとたん、なんだか面倒くさくなってしまいました。
『インファナル~』ともう1本、ゴロゴロと家でDVDを観て過ごしてしまいました…
いかん、オバサン症候群だ!!!

投稿: ri | 2007/02/19 21:31

riさん、こんばんは。
TBありがとうございます。

お国柄の違いが作品の違いになって表れた感じですね。
『ディパーテッド』も十分面白かったですしね。

ところで
>七曲署のボス
も~そのまんま、でしょうか?(爆)
ちょっと宍戸錠さんも入ってる感じですが…。

こちらからもTBさせて頂きますね。

投稿: Rei | 2008/02/07 19:27

Rei様

どちらも、素敵な作品でしたが、
アジア的世界観がある『インファナル・アフェア』のほうが、
どうも合っているような気がしましたね。

最近やっと、アンディ・ラウとトニー・レオンを覚えました。
韓流は、やっぱり覚えられないですが。(笑)

Reiさんの、「谷啓」も、
座布団1枚!でしたよ♪

投稿: ri | 2008/02/08 08:45

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